1912年にドイツのゾネブルクで、設立されたハーマン社。当時ゾネブルクでは数多くのテディベアメーカーがありましたが、残っている会社はほとんどありません。世界恐慌、第二次世界大戦、東西分裂とか様々な歴史的要因によりますが、ハーマン社は、シュタイフと並ぶ数少ない歴史の長いメーカーの一つです。
この時代、デザインは大きな変化は見られませんが、その当時のハーマンを代表するデザインです。丸い頭、丸い鼻づら、丸い平らな耳、首のない手足の短い幼児体型。この幼げな表情は非常に心を揺さぶられます。可愛い〜ですよね。作りに素朴感が漂っており、ドイツの職人さんの真面目さやノスタルジッックな時代が感じられ、愛しさがつのります。